アメコミ

昨日買った2冊の本をご紹介。

まず左、ブルータス(アメコミ特集)から。
発売したのは結構前です。「アベンジャーズ」公開の2週間くらい前だったかな?
雑誌の半分以上がアメコミ特集、しかも嬉しいことに、良くありがちな「アメコミ映画特集」じゃなくて、本家のコミックスの方の特集です。

ただ、アメコミ特集とは名ばかりで、内容はほぼMARVELのみ、DCやダークホースは殆ど紹介されていません。
まあMARVELファンなので問題無しですがw

特集の中に「アメコミの読み方」っていうコーナーがあるんですが、そこが特に興味深かったです。
①キャラクターを読む②アートワークを楽しむ③時代を感じ取る④構造を知る と、4つにテーマを分けて書かれているんですが、その一つ一つが濃いです。とても。
まず①では「ヒーローが必ず抱える”悩み”は解消されるのか」をテーマに、精神科医のナントカさんが滅茶苦茶深いとこまでキャラの性格を掘り下げて語っています。何で精神科医がこんなにアメ込みに詳しいのかが不思議ですが。
②では、アメコミ作家の中から6人を厳選して絵とともに紹介しています。このページはビギナーである自分にとってとても充実しているよう、思えました。
③では主に、「ヒーローは、その時代が求めているように変化していく」ということをベトナム戦争、9.11などを例にして解説しています。この記事を読んで初めて、キャップがヒッピーになったことがあると知りました。
④は、もはや誰でも知っていることですが、MARVELのヒーローは全員「マーベル・ユニバース」の住人であるということを「シビルウォー」を例に挙げて解説してます。

オマケでついてるコミックの中でジョス・ウェドンが言っているマーベル社のモットー「Change or Die (変化なき者は死ぬ)」はアメコミの本質を表してると思いました。


で、右のほうは「アメコミ映画完全ガイド スーパーヒーロー編」。
原価1500円のところ、bookoffにて250円でゲット。
こっちはMARVEL DCわけ隔てなく乗っていて、しかも書くキャラ紹介のページに、主な原作でのエピソードが載っているという親切設計。
そのなかでもい特に抜きん出てよい記事なのが、「アベンジャーズ」「アメスパ」の特集。
双方とも、結構ロングなインタビュー付で、アベンジャーズに至っては、かなり正確なキャラ相関図があったりします。

これは「〜 ダークヒーロー編」というのも発売しています。スーパー編の出来が良かったので、こっちも購入してみようと思います。