トゥルー・グリッド

前から気になっていたので見てみました。

トム・チェイニーなる男に父を殺害された少女マティは、彼が逃亡した先住民居留地にひとり向かい、元泥棒で大酒飲みの悪名高い保安官・コグバーンに復讐の助力を依頼する。娘ひとりでの仇討ちなど夢物語、とマティの依頼を一笑に付したコグバーン。しかし、チェイニーを生け捕ろうとするテキサス・レンジャーのラ・ビーフの協力を得て、ようやくコグバーンはチェイニー追跡に乗り出す。足手まといになるとの彼らの罵声を意に介さず、ただ一頭の愛馬とともに追ってきたマティを含めた三人組は先住民居留地に踏み入り、チェイニーがお尋ね者ラッキー・ネッド一味と合流していることを知って、彼らを待ち受ける。少女の復讐は果たして無事行なわれるのか。

正直に言うと、ちょっと退屈な映画でした。
多分その一番の理由は、マティ達が追っていた敵が思ったより小物だった、ということだと思いますw
まあ、原作がそうだから仕方ないんですが。

でも別に嫌いなわけではなく、逆に好きな部分も結構あります。

まず、物語が基本マティ目線だということ。マティがその場にいないシーンって、OPシーン以外に全く無いんですよ。
そこを徹底している所は良かったと思います。感情移入しやすいです。

あと、ラスト近くの映像の綺麗さも凄い良かったです。馬カッコ良!!って思いましたw

一つ気になったのは中盤、マティが馬で川を渡った後、服が全く濡れていないということですw
ちょっと、かなり違和感があるんで何とかして欲しいです。

あと、クマ歯医者いらなくねwっていうのも気になります。

この作品、原作があるんですが、一回1969年に映画化してるんですよね。

今回のコーエン監督曰く、「前作のリメイクではなく原作の再映画化」といっているので、原作を読んでから「勇気ある追跡」を見て、もっかいこの「トゥルー・グリッド」を見てみたいです。
色々と違いがあるらしいので。